子供の頃の記憶を辿って思い出すあの時のおばあちゃん♪

サロンドブランジュール3

2012年07月21日 12:39

小学生の頃
学校から自宅へ帰宅する途中、老人介護施設があったように記憶しています。

その施設へどのようなキッカケがあって通うようになったのかは
定かではないのですが

その施設の中でとても仲の良いおばあちゃんの存在だけが
いつも心のどこか片隅に温かい記憶として存在しているのです。



記憶の中のおばあちゃんは耳が聞こえず手で会話をしていました。

最初は子供心に不思議な手の動き。
いつもはメモを取りながら筆談してくれていたおばあちゃん。

毎日、毎日通う内に
おばあちゃんに喜んでもらいたい一心で
図書館で手話の本を探し
毎晩、毎晩、宿題もおろそかに一生懸命覚えたものでした。



これは指文字。
五十音を指で表しています。

おばあちゃんに一番最初に見せた手話は

「わたしの名前は、み・ね・の・あ・や・こです
 よろしくおねがいします」

の自己紹介(旧姓)の手話でした。

おばあちゃんが目にうっすらと涙を浮かべて喜んでくれたことが
何よりも何よりも嬉しくて
それからというもの1日1つは手話を覚えては
おばあちゃんとの会話を楽しんだ日々でした。

最近、たまたまサロンのお客様の妹さんが手話を覚えたいと
Facebookに
記事にしているのを見てふと、そのおばあちゃんを想い出しました。

今でも簡単な手話なら覚えていますし、これも何かの縁だと思って
そのお嬢さんに手話をお教えする時間を作ろうと思っています。

あの頃のおばあちゃんとの記憶を辿りながら・・・。

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