子供の頃の記憶を辿って思い出すあの時のおばあちゃん♪
小学生の頃
学校から自宅へ帰宅する途中、老人介護施設があったように記憶しています。
その施設へどのようなキッカケがあって通うようになったのかは
定かではないのですが
その施設の中でとても仲の良いおばあちゃんの存在だけが
いつも心のどこか片隅に温かい記憶として存在しているのです。
記憶の中のおばあちゃんは耳が聞こえず手で会話をしていました。
最初は子供心に不思議な手の動き。
いつもはメモを取りながら筆談してくれていたおばあちゃん。
毎日、毎日通う内に
おばあちゃんに喜んでもらいたい一心で
図書館で手話の本を探し
毎晩、毎晩、宿題もおろそかに一生懸命覚えたものでした。
これは指文字。
五十音を指で表しています。
おばあちゃんに一番最初に見せた手話は
「わたしの名前は、み・ね・の・あ・や・こです
よろしくおねがいします」
の自己紹介(旧姓)の手話でした。
おばあちゃんが目にうっすらと涙を浮かべて喜んでくれたことが
何よりも何よりも嬉しくて
それからというもの1日1つは手話を覚えては
おばあちゃんとの会話を楽しんだ日々でした。
最近、たまたまサロンのお客様の妹さんが手話を覚えたいと
Facebookに
記事にしているのを見てふと、そのおばあちゃんを想い出しました。
今でも簡単な手話なら覚えていますし、これも何かの縁だと思って
そのお嬢さんに手話をお教えする時間を作ろうと思っています。
あの頃のおばあちゃんとの記憶を辿りながら・・・。
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